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2014年8月13日 (水)

これ以下は無理

小刀じゃない鑿です

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作業ズボンの上で撮影して見たけど

どう見ても小刀にしか見えないけど

先端には刃が付いているし

裏も押してある

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1分鑿、5厘鑿そしてこれは

2厘鑿

1分研げて一人前

5厘研げれば褒められると

職人仲間では昔から言われていると

2厘研げるとどの様な評価が戴けるのだろうか

この薄さの刃物の裏を押すと

鑿自体が素直に撓む(たわむ)

撓む(曲がる事)と裏の平面精度が

狂って来るのでひと工夫もふた工夫もしないと

平面に押す事が出来ない

一部例外を除いて裏の付いている刃物の

裏は平面で無ければいけない

未熟者は縦に突いて行けば、と

考えるかもしれないが砥石に溝を掘るだけで

裏押しは出来ない

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7という数字のわきに筋が見えると思うが

この鑿で彫った痕跡

この幅の需要が有るから作れた

洒落や序(ついで)ではとても出来ない

鋼は青1号の全鋼、5厘程度に火造り上げて

全体を曲げて曲がりのおかしなところを

やすりで取って、後はひたすら砥石で

厚みが薄く均等になるように研ぎ続ける

更に0.09ミリ薄くすると残念ながら

折れた。

鑿も折れたが、気持ちも折れたので

0.5ミリぴったり暫く先延ばし

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